これからの賃貸経営について思うこと㉑

業界紙に掲載されている記事。

このブログは、土地持ち大家さんを主に対象にしていますが、こちらの記事は、いわゆる投資家大家さんの話しです。

でも、実際には投資家とも言えないような、稚拙な儲け話に引っかかってしまったのだ思います。

 

 

実は、私自身も規模は小さいのですがサラリーマン大家さんでした。

今から23年前です。

当時はバブルがはじけ、右肩上がりの不動産の相場が停滞を始めた頃。

ちょうど、金利が5%(!)を切ったこともあって、自宅を建てるついでに、少し広めの土地を手当てをして、アパートを建てました。

当時としては比較的グレードが高く、その後の不況で近隣に新築ができなかったおかげもあり、かなり長い間差別的優位性が確保できていました。

早期に資金回収出来ましたので、結果的には良い投資だったと思います。

 

でも、これは、本当にただのラッキーでしかありません。

2年ごとに賃料が3%上がり、空室もほぼゼロ、というハウスメーカーの提案書を鵜呑みにしたわけではありませんが、それでもかなり楽観的な気持ちで始めたのは事実です。

私のアパートが、差別的優位性を長期にわたって確保できていたのは、本当にたまたまです。

今のように、近隣に次々に新築物件が出来ていたら、あっという間に経営は行き詰っていたと思います。

 

その後、新築が増えてきた時期と、私が転勤し、不在中に不動産会社に管理を任せていた時期が重なり、その間に退去した部屋は、賃料を下げないとなかなか入居者が決まらないようになってしまいました。

その後、転職して自宅に戻った後は、大規模リフォームをしたり、入居者募集に積極的に関わり、苦労しながら経営を改善して来ました。

 

今は、自分自身が不動産会社を経営していますので、良くわかります。

 

誰かがちょっと成功すると、みんながそれに群がる。

そして、結局安易に儲け話に乗っかろうとすると、カモにされる。

 

一見すると不動産投資は、何もしなくても儲かるように見えるかも知れません。

でも、成功している人は、その人なりにいろいろなことを考え、工夫をしながら自分の判断でやっています。

以前の私のようにラッキーでうまくいくのは、今は極めて低い確率です。

 

騙す人が悪いと言ってしまえばそれまでですが、投資は自己責任です。

安易な気持ちではなく、真剣に考えて欲しいと思います。

 

なんか偉そうにすみません。

でも、こういう人たちが増えないことを願っています。

 


今までの「これからの賃貸経営について思うこと」は →→→ こちら

(※本記事はあくまで私個人の考えです。)

 

 

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