先日お客様様から、
「安くてお買い得な築浅の
中古戸建がでたらいいなあ
出たら教えてください!」
とご要望がありました
掘り出し物のような、目玉物件!?
あるのかないのか。。。
あらゆる不動産に対して
サポートしていくのが
わたくしたちのお仕事
せっかくのマイホーム、
購入するならお得感が
あるものをお求めになる気持ち、
よーく分かります^^
しかしながらわたくし、残念ながら
今のところそういう築浅中古に
出会ったことがありません
ちょうど先日、築3年の中古戸建の
売買に携わりましたが、売買金額は
購入時よりも高い金額で出さざるを
得ませんでした
何故?なのか、これには
からくりというか
必然的な事実があるんです
こちらを例にとり、解説して
みようと思います
今回の案件、新築時の購入金額が
4,980万円でした
購入時の諸費用を、平均値として
物件価格の8%として約400万円
購入時にかかった費用は
合計約5,480万円です
お借入金額が物件価格と同じ
4,980万円
当時フラット35にて借入れ
金利2.075%
35年間・420回返済で計算すると
月々166,893円
そのうち金利は約48,321円
元本は118,572円
元本118,572円×12か月
年間は約142万円です
そうです、その程度しか元本は
減りません
築3年であれば142万×3
約426万円
3年で諸費用分しか支払えて
ないことになります
しかも、3年間で支払った
ローン総額は
月々166,893円×12ヶ月
×3年で約600万円!!!
(内、元本は約426万円)
そして、お家を売却する際も
諸費用が掛かります
そうなのです。購入時も手数料が
かかりますが売却時も必要なのです
売却時の諸費用等 約180万円
(4,980万円で売却した場合)
すなわち、購入と売却の合計は
4,980万円
+400万円
+180万円
総額 約5560万円
支払った元本 426万円を
差し引いても5,000万オーバー;
そうです、築浅ほど、
売る側のデメリットが大きくて
購入時より高く売却しないと赤字なのです
新築より高い金額で
築3年のすこしだけ生活してしまった中古、
売れるか売れないか?
掘り出し物の金額では出せない理由が
ひらたく計算すると見えてきます
ただね、もしそんななかで
築浅の掘り出し物に本当に!?
出会ったらもちろん即買いですね^^b
不動産購入って大変ですし
骨が折れますね
今回の一例は築浅中古ですが
他の不動産のご検討に関しても
例えば土地からのご検討とか、
売主様が個人の中古戸建とか、
そのひとつひとつに併せて
サポートさせていただいております
わたくし、そんなご縁を大切に、
みなさまに幸あるお手伝いを
させていただければ幸いです