氷点下30度の体験

1988年の冬に卒業旅行として、1ヶ月ほどヨーロッパをひとり旅しました。

その中で、オーストリア・インスブルックのシュトゥーバイ氷河スキー場というところでスキーをしました。

標高3200m、1年中スキーができる場所です。

 

折しも寒波がやって来ていて、頂上付近は氷点下30度。

ホテルでは、やめた方がいいと忠告されたのですが、はるばるやって来たので朝から出かけました。

 

広大なゲレンデでスキーをしていたのは私ひとり。

氷点下30度だと、スキーって摩擦で全く滑らないんですね。

歩くようにして、何とかふもとのレストハウスまで戻ったところ、お店の人に「どうしたんだ。」

完全防備のつもりだったのですが、右の耳たぶだけ出ていて、そこに雪が張り付いていたようです。

室内に入って帽子やゴーグルを取った時に、凍っていた雪が、耳たぶの皮膚ごと取れて血が吹き出たのでした。

 

ここ数日、寒い日が続き、スキー場でも事故が起きています。

踏みとどまる勇気も必要だな、と思います。

 

リフトから見たチロルの風景、素晴らしいものでした。

(写真はありませんが)