前回は、「買うのが得か、借りるのが得か」ということを書きました。
今回は、「資産価値」という観点で考えたいと思います。
賃貸の場合は、住んでいる分だけ支払いをします。
家族の成長や、生活圏に合わせて住みかえることで、サイズを変えたり、場所を移動したりすることが簡単にできます。
住宅コストを、状況に応じてある程度コントロールすることも可能です。
もちろん、後には何も残りません。
一方、購入の場合は、住みかえる、ということが簡単ではなくなります。
部屋数が足りなくなったり、逆に余ったり、ということも出てきます。
でも、必要に応じて「売る」という選択肢も生まれてきます。
もちろん、子どもに「残す」という選択もできます。
これが、「資産価値」です。
エリア、周辺環境、道路と敷地の関係などによって、「資産価値」は変わります。
その物件に将来需要があれば、「資産価値」は高まります。
上手く見極めれば、買った時以上の値が付く、ということも時にはあります。
当社のお客様でも、短期での住替えに成功していらっしゃるお客さまもいます。
逆に見向きもされないような物件であれば、いわゆる「負動産」になってしまうリスクもあります。
誰も買わない物件、税金、維持費だけがかかっていく物件です。
とはいえ、こういう物件では「資産価値」よりも前回の「損得」という考え方で、購入するというのもありだとは思います。
藤沢は、コロナに入ってバブルと言える状況になってきているように感じます。
立地条件の良いところでは、数年前の新築が、当時より値段が上がって売り出され、成約しているケースが時々見受けられます。
「錬金術」ではありませんが、将来の投資と考えて、少し背伸びをするという考えもあるかもしれません。(とはいえ、あくまで生活に支障のない範囲の話です。)
あくまで私個人の考えです。
いろいろな考え方があると思います。
毎週水曜日は、賃貸をお探しの方にお役に立つブログを掲載します。