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電力・ガス会社の選び方① ~電力会社コスト編~

先日、大手ハウスメーカーの物件でご契約いただいたお客様より、
電力会社とガス会社はどこを選べばよいかとご質問いただきました。

これら二つは自由化に伴い、管理会社で指定されていなければ、
お客様が契約先を自由に選べます。

しかし、自由に選んでいいですよと言われても、電力会社が多すぎて困ってしまうかと思います。
そこで、本ブログではコストに注目して選ぶ方法をご紹介します。
本来は電力+ガスのセットで考えるべきものですが、長くなってしまうので、
今回は電力について見ていきます。

 

そもそも電気料金は、以下のような内訳になっています。

①基本料金(契約容量によって決定されます。20Aや30Aなど)
②電力量料金(使用した分の電気代と発電するための燃料費調節単価の合計)
③再エネ賦課金(太陽光パネル等で発電した電気は、電力会社が買い取ります。
       そこで生まれた電気を皆様が使用するので、買取費用を徴収・
       設備拡充するためのもの)

以上、3つに分けられます。
これらの単価を各社のプランで比較していくと、
自分に合った電力会社を見つけることができます。

単価は各電力会社HPにハッキリと金額が示されているので、
東京電力のスタンダードSプラン(関東)を例に見ていきます。(2022年10月分の場合)

東京電力HP:https://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/standard/kanto/index-j.html
   
①10A毎に286.0円
②電力量単価 ~120kwh   19.88円/kwh
       121~300kwh 26.46円/kwh
         301kwh~   30.57円/kwh
 燃料費調整調整単価 8.07円/kwh
③再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 3.36円/kwh

となっています。

参考までにモデルケースとして、
30A 1カ月の電力使用量260kwhとした場合の電気代を見てみます。

①286×3=858円
②120×19.88+140×26.46+260×8.07
 =2385.6+3704.4+2098.2=8188.2円
③260×3.36=873.6

合計 9919.8円(小数点以下は切り捨てます)

となります。
あとは、ご自身の普段使われている電力量を当てはめて、
単価の安い電力会社でご契約いただくと、コストを抑えられます。

昨今では、②の燃料調整費と③が上昇傾向にあります。
(平成25年の環境省の発表では③は2030年頃までは上昇し、
 2048年には0になるという試算もあります。)
携帯電話と同じく、自分にあったプランでご契約いただくとコストを抑えられます。
ぜひ一度調べてみてください。

解約金が掛かる会社もあるので、ご注意ください。

弊社ではNS電気という保証会社と一体になっているものをご紹介しています。
月額保証料880円が掛からないというもので、ガスまでセットでご契約いただくと、
東電+東ガスの組み合わせよりちょっぴりお安くなります。

次回はコスト以外の選び方をご紹介します。

参考
経済産業省 資源エネルギー庁HP:「電気料金の仕組みについて
                :「電力小売全面自由化でどう変わるの?
東京電力エナジーパートナーHP:「スタンダートプラン(関東エリア)」               
               :「燃料費調整制度とは(低圧))
               :「賦課金等について

 


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