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揺れやすさ・液状化危険度マップの確認方法

元日の能登半島地震に始まり、今年は地震のニュースが続いています。

やはり気になるのは、自分が住んでいるところは大丈夫なのか、ということだと思います。

1923年の関東大震災では、藤沢市でも全6384戸のうち、全壊2810戸、半壊2316戸で、実に80%超の住宅が被災しています。(「神奈川県震災誌」より)

藤沢市では、想定される最大級の地震災害について、「揺れやすさ・液状化危険度マップ」(平成22年度作成)が市のホームページに公開されています。


これらのマップは、東海地震や南海トラフ地震などの南関東で発生する固有地震の総称である「南関東地震」が発生した際の被害予測を示すものです。それでは、順に見ていきます。

 

1.揺れやすさマップ
このマップは、神奈川県の地震新被害想定調査を基に藤沢市等で作成しています。
端的に表現すると、どのくらい揺れるかを示したマップです。
村岡地区南部の河川沿いは軟弱地盤の為、震度7を示すエリアもあります。

新築を購入されている方は、耐震等級などを確認すると、自宅が耐えられるのか
ある程度分かります。ここでは詳しく解説しませんが、
1981年(昭和56年)6月以降に建築確認を取得している物件は、新耐震基準の建物ですので、
地震の揺れについては、ひとまず安心でしょうか。

 

2.液状化危険度マップ
このマップは、国土地理院の微地形区分と藤沢市のボーリング調査を基に作成されています。
耐震に優れた住宅であっても、液状化現象が起きてしまうと、建物ごと傾いてしまったりします。
地下水、河川付近など、水分を多く含むエリアで発生する確率が高く、やはり藤沢市南部で発生
する可能性が高くなっています。

地盤の液状化の激しさを表すPL値を用いて、危険度を表しています。
またこのマップには、ご自身でできる地震対策も紹介されています。

 

 

3.地域危険度マップ
上記2つのマップを踏まえて、建物被害(全壊)がそのエリアでどのくらいの建物に起こるか
示したマップです。
上記2つのマップ以外のエリアでもあっても、古い建物が多い地域では全壊率が高くなります。

これら3つのマップは平成22年作成なので、そろそろ新しくしても良いかもしれませんね。
次回は少し戻って、水害のひとつ「内水氾濫」について見ていきます。

 

参考
藤沢市HP:「地震ハザードマップ
・揺れやすさマップ
 神奈川県HP:「e-かなマップ」地震被害想定調査にて固有地震の被害想定を確認できます。
 神奈川県HP:「自身被害想定調査
 気象庁HP:「震度について
 気象庁HP:「計測震度の算出方法

・液状化危険度マップ
 国土地理院HP:「土地条件図」 
 農林水産省資料:「液状化の検討」PL値等の物理的な計算方法も記載されています。


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