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不動産購入時の諸経費について

不動産を購入する際には、物件価格以外にもさまざまな経費が発生します。
予算を組む際、その諸経費もきちんと見込んでおくことが大切です。

諸経費には、おもに下記のようなものがあります。

① 契約印紙代
② 登記費用
 ・表題登記
 ・所有権移転登記
 ・抵当権設置登記
③ 固定資産税・都市計画税
④ 住宅ローンに係る費用
⑤ 仲介手数料
⑥ 火災保険料
⑦ 不動産取得税
⑧ オプション・リフォーム費用
⑨ 家具・家電
⑩ 引越し費用
⑪ 現住居の原状回復費

 

①契約印紙代

不動産の売買契約をする際、契約書に印紙を貼付けます。

現在は軽減措置が設けられており、500万円超1000万円以下は、5千円、1000万円超5000万円以下は1万円、5000万円超1億円以下は3万円などとなっています。

 

印紙は契約をするタイミングで必要になります。
郵便局などで売っていますが、通常は不動産会社が用意してくれますので、現金をお持ちいただくことが多いです。

 

②登記費用

不動産を購入すると、必ず登記をします。

所有権移転登記だけでなく、新築分譲住宅の場合は建物の表題登記、所有権保存登記も行います。
さらに、住宅ローンを利用する場合は、抵当権設定登記がなされます。

登記費用には、法務局に収める登録免許税と、手続きを担当する司法書士(表題登記は土地家屋調査士)に支払う報酬が含まれます。

不動産会社で、おおよその目安を出してもらえます。

 

③固定資産税・都市計画税

不動産を所有していると、市町村より固定資産税・都市計画税が課されます。

これは、1月1日に所有している人に1年分を請求する仕組みになっています。
年半ばで売買した場合は、決済日以降の日割分を、買主が売主に支払うのが通例となっています。

翌年からは、毎年1年分の納税通知書が直接新しい所有者に届きます。

 

④住宅ローンに係る費用

住宅ローンを借りた時にも諸経費がかかります。

「保証料」「融資事務手数料」などですが、さまざまな商品があります。
当社ご利用のお客様で多いのは、保証料2.2%というパターンです。
4000万円借りると88万円かかります。

また、住宅ローンを組む際に「金銭消費貸借契約」という書面を金融機関と結びます。
この書面にも印紙が必要になります。
500万円超1000万円以下は1万円、1000万円超5000万円以下は2万円、5000万円超1億円以下は6万円などとなっています。

 

その他にも、住宅ローンの条件として「団体信用生命保険」への加入が求められることも多いです。
ご自身に不測の事態があった時に、その後のローン支払いを帳消しにてくれるありがたい保険です。
金利0.1~0.2%程度アップすることが多いですが、通常の生命保険に自分で入るより安く入れます。

 

⑤仲介手数料

不動産会社にお支払いいただく報酬です。
契約金額の3%+6万円+消費税というのが法律で定められた上限額となります。

安くはないですよね。
でも、この報酬で不動産会社は成り立っています。
高額な報酬に見合うプロとしてのサービスを提供しなければ、と肝に銘じています。

 

⑥火災保険料

所有権が移転したら、その日から火災保険に入りましょう。
日本には、失火法という法律があって、たとえもらい火であっても、自分の家は自分で守らなければなりません。
保険会社、補償内容により保険料が異なりますので、複数の見積りを取ることをお勧めします。

 

⑦不動産取得税

不動産を取得すると3か月から半年程度で、都道府県(藤沢市の場合は神奈川県)から不動産取得税納税通知書が届きます。

税額は、固定資産税評価額の4%なので、それなりの大きな金額なのですが、居住用不動産の場合は、軽減措置があり、免除されることもあります。

ただし、旧耐震基準の中古住宅などの場合は、軽減措置を受けられない場合もあるので、注意が必要です。

 

⑧オプション・リフォーム費用

新築分譲住宅の場合、雨戸・網戸やカーテンレール、照明などがオプションになっていることがあります。

また、中古住宅では、リフォームが必要になる場合もあります。

水回り一式の交換、壁クロス、床、天井を張替え、外壁・屋根塗装などフルリフォームをすると1千万円を超えるような場合もあります。

 

⑨家具・家電

エアコンの新設のほか、ダイニングセット、ソファ、テレビ、冷蔵庫、洗濯機なども買換えたい、という方もいらっしゃると思います。

今までより部屋数が増えれば、その分照明器具やカーテンも必要になります。

引越し当日にいろいろなものを新しいものにしたい、という方は、前もって周到に準備しましょう。

準備期間が取れない場合は、無理に急ぐのではなく、住み始めてから家族で楽しみながらゆっくり考えるのもありだと思います。

 

⑩引越し費用

引越し日が決まったら、お早目に見積りを取っていただくと良いと思います。

日にちに余裕がある方が、見積りが安くなる可能性が高いです。

 

⑪現住居の原状回復費

案外と忘れがちです。

敷金でまかなえる場合は良いですが、持ち出しが発生することもありますので、心積もりはしておきましょう。

 

⑧のリフォーム費用を除き、これらの諸経費で、購入価格の7~10%程度かかることを見込んでいただければと思います。

 

武田薬品女子寮跡地、更地になってやっぱり広さを感じます。
村岡新駅周辺の区画整理予定地です。

 

 


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