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住宅ローン金利上昇の影響を考える

少し前の9月25日、NHKクローズアップ現代で「住宅ローンに“異変”!? 徹底分析「金利引き上げ」の行方」という放送が行われました。

住宅ローンを検討する際、金利は当然ながら最も重要なポイントです。

現在、住宅ローン減税のおかげで、金利がほとんどかからない状況が続いています。

日本は長期にわたり史上最低金利を享受してきたため、将来も同様の状況を期待するのは自然なことでしょう。

 

しかし、10年後や20年後、金利は今と同じ水準でしょうか?

これはなかなか予測が難しいものです。

金利がわずか1%上昇するだけで、どのような影響があるか、以下のシミュレーションで確認してみましょう。

 

シミュレーション1

シミュレーション2

シミュレーション3

借入金額

4000万円

借入期間

35年

借入金利

全期間0.5%

全期間1.5%

当初10年 0.5%

10年以降 1.5%

毎月の返済額

103,834円

122,473円

当初10年 103,834円

10年以降 117,086円

返済総額

約4361万円

約5143万円

約4758万円

(計算には、こちらのサイトを利用しました。→https://keisan.casio.jp/exec/system/1256183644

 

シミュレーション1とシミュレーション2を比較すると、金利が1%上昇するだけで、返済総額に大きな違いが生じます。

現在のゼロ金利政策が住宅ローンに与えるメリットがよく理解できます。

シミュレーション3では、途中で金利が上がると、毎月の返済額が大きく変わることがわかります。

これだけ見ると、大変なことのように見えますが、一方で、金利の上昇は経済の原則に従えば物価も上昇する可能性があります。

その結果、給料も上がるはずであり、急激な返済困難にはなりにくいと予想されます。。

 

したがって、金利の変動を過度に心配せずに、無理のない範囲で返済計画を立て、冷静に住宅ローンを検討することが大切だと思います。

(※本記事はあくまで私個人の考えです。)

 

朝晩は一気に寒くなってきました。
公園のイチョウも色づいてきました。

 


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