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建築できる家の大きさ

前回と前々回で、建ぺい率と容積率
のお話をしました。

言葉だけでは何となくイメージしに
くいと思います。

土地を購入した際、実際にどの程度
の規模の家を建築できるのか、一例
を図で示したいと思います。

 

【例1】
第一種低層住居専用地域
建ぺい率50%、容積率80%
土地面積37.5坪(約123.9㎡)
※第一種低層住居専用地域は低層住
宅の良好な環境を守るための地域で
す。

容積率をめいいっぱい使うと、30
坪(約99.1㎡)の家が建てられ
ます。
総2階にすれば、建築面積(建物を
建てる面積)は、15坪
(約49.5㎡)になります。
ちなみにその場合の建ぺい率は
40%です。

土地の形状によって、使い方は変わ
ります。

【パターンA:間口が10mの場合】

 

【パターンB:間口が8mの場合】

 

【例2】
第一種住居地域
建ぺい率60%、容積率200%
土地面積30.0坪(約99.1㎡)
※第一種住居地域は、住居の環境を守る
ための地域です。

容積率をめいいっぱい使うと、理論的に
は60坪(約198.3㎡)の家が建て
られますが、ここでは、現実的なプラン
として総2階での建築を考えてみます。
建ぺい率が60%ですので、建築面積は
18坪(約54.4㎡)まで建てられま
す。
総2階だと36坪(約119.0㎡)と
なります。

【パターンC:間口が10mの場合】

【パターンD:間口が8mの場合】

パターンC、Dのように建ぺい率60%
というと、敷地に余裕があるように見え
ますが、実際には、駐車スペースを考え
ると、隣地との間隔があまりないことが
わかります。

分かりやすく表記してみましたが、実際
には壁の厚みがありますので、これより
もっとゆとりが無くなります。
高低差や、敷地の形状、周囲の建物の配
置などによっては、さらに建て方に制限
が出てきます。

 

本来は、もう少し広い土地があれば良い
のですが、当社営業エリアだと、上記の
ような規模が多いののかなと思います。

土地のご購入を検討される際、このこと
も考慮してみてください。