宮前御霊神社(2)

宮前御霊神社には、神社本体のほかにも、境内に4つの副社があります。
 十二天王社
 疱瘡神
 折笹矢竹稲荷大明神
 七面宮

それぞれ縁起が立札で書いてありますが、だいぶ朽ちてきていて判読できません。

十二天王社


 疱瘡神

 

疱瘡神
 疱瘡「天然痘」は、古くから多くの病死者がでるもっとも恐ろしい疫病とされて
いた。そのため石塔を建てて祀られ、疱瘡の苦しみを少しでも軽くしてもらおうと
これらに祈りを捧げていた。
 この疱瘡神は鎌倉古道の道沿いで八幡山のふもとにあったものを、鎌倉権五郎
平景正が末社とし、御霊神社の境内に移したものと伝えられている。
 古老の話では、三月三日の祭りの日には紫の旗が立ち露店も出て、多くの参詣
者大変なにぎわいだったと。
 なお弥勒寺堂脇にも疱瘡神が祀られている。
   平成二十一年三月吉日   寄贈  村岡郷土史研究会
                           廣田 隆義

折笹矢竹稲荷大明神(左側の赤い社)
七面宮 (右側の社)