原状回復について①

賃貸の場合、退去する際に「原状回復義務」があります。

現行の民法では、

 

第五百九十八条 借主は、借用物を原状に復して、これに附属させた物を収去することができる。

 

とあります。

一見すると、「退去する時に、入居する時と同じ状態にしてね。」と読めなくはありません。

実際、かつては何でもかんでも「原状回復」と称して請求していたところもあったと聞きます。

私も何か所か賃貸に住みましたが、多額の請求をされたこともあります。

(きちんと説明して、適正だと思われるところで折り合いはつけています)

 

トラブルが多いので、国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」というのを出しています。

多くの不動産会社では、それをもとに契約書を作り、重要事項説明時にお話をしていることと思います。

ここでは、

原状回復を「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と定義し、その費用は賃借人負担としました。そして、いわゆる経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は、賃料に含まれるものとしました。

とあります。

要は、誰が住んでもそうなるもの(時間の経過とともに古くなったり痛んだりするもの、壁や床の日焼け、色あせ、電化製品の静電気焼け など)の修繕は大家さんの負担。

わざとはもちろん、うっかり壊したもの、不注意で汚してしまったもの(壁の穴、結露のあと など)の修繕は入居者の負担となります。

国交省のガイドラインは、見やすく書いてありますので、これから退去の方は是非参考にしてみてください。

「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」についてこちら

 

 


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